結婚指輪は、結婚の誓約のしるしとして交わされるもので、もともとはキリスト教徒の習慣でした。日本へは、戦後の20世紀半ばごろから普及していきました。結婚指輪には、2人の愛のしるしとともに、周囲の人へ既婚者であることを知らせる意味も含まれています。一般的には左手の薬指にはめますが、右手の薬指にはめる国もあります。
それぞれの手・指には意味があります。右手には権力など、左手には信頼などの意味があると言われています。左手の薬指は、古くから心臓につながる指だとされていました。心臓には心、感情があると信じられていたのです。
それにつながる指、左手の薬指に結婚指輪をはめることによって、お互いの永遠の愛がつなぎとめられると考えられています。しかし、正式な決まりがある訳ではないので、2人で決めた指にはめても良いのです。指輪の内側には、相手のイニシャルの頭文字や結婚した年月日を刻印することも多いです。女性用では、表面にダイヤモンドなどの宝石を飾られたものが好まれます。
男性用では、一般的に表面には宝石を飾ることはないのですが、内側に相手の誕生石などの宝石を埋め込むこともあります。2人だけの秘密として、人気もあるようです。毎日ずっとつけているものですので、シンプルで飽きがこないデザインが好まれます。婚約指輪とセットされたデザインの結婚指輪も好まれています。
ほかの指輪を重ねづけする場合は、結婚指輪をはめてからほかの指輪を重ねるのが一般的です。
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